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あの大手有名店でも少量注文で発送の手間が大変だとか

GCS

取引先に聞いた話だ。2005年頃だろうか・・・
その会社は順調に売上が伸びて、大手有名販売店との取引が始まったときのことだ。

都内にある某大手販売店と取引きができるなんて、まったく夢のような展開だった。話がトントン拍子で進み直の取引口座ができて、数週間で取引きが始まった。

本当にすごい大手だったので、大ロット注文がバンバンくるかと思っていたが、実際は違った。

通常注文は100個程度だった。この程度の注文数は他社と比較しても同レベルだった。たまに多いことがあったが、それでも200個程度だった。
その程度のロットで、ちょこちょこ注文がきた。
元々注文ロットは打ち合わせていたので特に文句は無いのだが、期待が大きすぎたので関係者一同かなり拍子抜けした。

後でその販売店で行われた打ち合わせに同席して分かったことだが、大手と言っても、陳列棚とその下の引き出しだけが在庫置き場なので、それほど多くの在庫を保管できない状況だった。

売れ筋商品は棚のメインを大きく確保できるが、売れない物は端っこへ退けられる。限られた棚スペースの奪い合いで、メインに置かれただけでも有難いことなのだ。

多品種小ロット販売においては、納品するメーカーも小ロット出荷で細かく対応せざるを得ない。
それだけ出荷の手間とコストがかかる。
そういう細かい対応が要求されるので、それに応じた組織やシステムが必要になるわけで、売れなけりゃ売れないで頭が痛いが、売れたら売れたであれこれ大変になるのだ。

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